医療法人 福光会 塚田医院

米原市の医療法人 福光会 塚田医院。内科,消化器内科,小児科

〒521-0072 滋賀県米原市顏戸433-1
TEL 0749-52-0041

 

※上記QRコードを読み取ると携帯サイトを閲覧することが出来ます。

胃・大腸内視鏡検査

胃、大腸の内視鏡検査の進歩は著しく、日本の内視鏡学は世界のトップレベルとなっています。炎症、潰瘍、がん等の消化管の疾患の診断・治療には必要不可欠な検査ですが、特に近年はその果たすべき役割がますます大きなものとなり、内容もより高度となってきました。

日本消化器内視鏡学会の監修によるハンドブックには、「今日の消化器内視鏡検査は非常に洗練され、きわめて有用な診断・治療手段ではあるものの、被験者の側にとって相変わらず負担の大きな検査であり、偶発症のリスクを内蔵する診断・治療手技でもある。このため、消化器内視鏡診療に従事する医師は熟練した高度の専門的知識に加え、優れた内視鏡技能を有し、それらを適切に運用することが期待される。」と記載されています。当院では消化器内視鏡専門医としてその責務を自覚しつつ、検査を受ける方の苦痛を最小限とし、確実な診断のもと、その方の家庭環境、生活環境を踏まえて最も有益となるような治療方針を考えます。

 

検査の受け方

胃カメラ

胃カメラは、外来にて随時予約を受け付けています。検診異常や自覚症状のある方はお気軽にご相談ください。ただし、内服されているクスリの種類によっては組織検査(生検)ができない場合や、全身状態によっては検査を受けていただけない場合もあります。
検査の苦痛を緩和するために鎮静剤を希望される場合は、当日、自動車、バイク、自転車の運転はできません。ご家族同伴またはタクシーでお越しください。

大腸カメラ

完全予約制です。前日の夜に下剤を内服いただき、当日は朝9時から腸管洗浄液1~2リットルを3時間ほどかけて飲んでいただきます。便が透明できれいになった段階で肛門から内視鏡を挿入し検査を行います。検査時間は30分程度です。粘膜異常があった場合は組織の一部を採取(生検)し、ポリープがあった場合は、高周波電流にて切除いたします(ポリープ切除にあらかじめ同意された方のみ)。これらの病理結果は後日外来にて説明いたします。ポリープ切除を受けられた方は、1週間、アルコール、中等度以上の運動、旅行は避けていただく必要があります。
なお、複数の抗血小板薬または抗凝固剤を内服されている方、透析されている方、心不全などで日常生活が制限されている方、2㎝以上のポリープを有する方については、当院でのポリープ切除はできません。ポリープ切除の適応があれば総合病院へ紹介いたします。

 

インフォームド・コンセントについて

医療行為はそれを受ける方の利益のために行うものであり、医師が相手の承諾なく行ってはなりません。インフォームド・コンセントとは、『検査や治療の内容について適切な説明をうけて十分理解したうえで、検査や治療を受ける方が自らの自由意志に基づいてその検査や治療方針について合意すること』を意味します。ここでは、さまざまな医療行為を受け入れるか否かは最終的に医療を受ける方が決めるという、自己決定権を尊重する考え方が基になっています。なお、未成年者を含め、自らの判断が困難である場合はご家族や後見人の方にその判断をしていただきます。

 

検査の安全性に関して

消化器内視鏡検査は、ある程度の侵襲性をもっており、細心の注意を払っても偶発症は避けて通れない問題です。検査をお勧めする際には十分な説明を行います。そのうえで、納得された場合に限り検査を受けていただきます。
代表的な偶発症には以下のようなものがあります。万が一、不幸にも偶発症が起きてしまった場合は、緊急蘇生処置を含め、最も適切と判断される処置を行います。状況によっては速やかに近隣の総合病院への緊急搬送をいたします。

(1)  前処置に関連した偶発症
頻度 0.0037%(うち、死亡 0.00009%)
内容 鎮静剤 35.8%、腸管洗浄液 24.5%、抗凝固・抗血小板薬 14.4%
(2) 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)に関連した偶発症(治療内視鏡を含む)
頻度 0.005%(うち、死亡 0.0002%)
内容 出血 31.8%、裂創 22.9%、穿孔 6.5% など
(3) 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)に関連した偶発症
頻度 0.012%(うち、死亡 0.00082%)
内容 穿孔 58.8%、出血(輸血または入院) 12.8%、裂創 2.2%

 

当院の内視鏡機器

胃カメラとしては、通常のファイバー以外に、鼻からの挿入も可能な直径5.9mmの極細径ファイバーも用意しています。これにより、胃カメラの検査をかなり楽に受けていただけるようになりました。
また、全てFICE機能(下図)を搭載しています。これは特定周波数の光を拾い上げることにより、粘膜表面の微細な変化を検出し、通常観察では判りにくい平坦型の早期癌などを発見しやすくする機能です。
精度の高い消化管内視鏡検査を楽に受けていただくことが、疾患の早期発見には大切であると考えています。
お気軽にご相談いただければ幸いです。

 
通常観察
通常観察
FICE (ファイス)
FICE (ファイス)